
どうも、じろぶろのじろー(@jiro2933)
近頃、健康寿命と言う言葉を耳にする機会が多いと思います。
そこで今回は、現役:理学療法士のじろーが健康寿命を延ばすメリットとその方法についてお話します。
まず初めにその方法をお伝えします。
・健康寿命とはなにか
・健康寿命を延ばすメリット
・健康寿命の延ばす方法
たったこれだけです。誰でも簡単にできますよね!順番に説明していきます。
もくじ
健康寿命と平均寿命について

よく聞くけど説明しろって言われると難しいね

じゃあ順番に説明していくね!
健康寿命とは
健康寿命について、厚生労働省ではこのように説明されています。
健康寿命とは、健康状態で生活することが期待される平均期間を表す指標である。
引用:健康増進法施行規則等の一部を改正する省令 (mhlw.go.jp)
分かり易く言うと様々なことに日常生活を制限や支障がなく、過ごせる期間の平均値です。
・趣味などのしたいことを我慢しないといけない
・買い物、入浴、トイレなどに解除を要する
したい事を我慢せず、人から介助をされない。平たく言うとそういう事かと思います。
平均寿命と平均余命について
こちらは説明不要かも知れませんが、健康寿命の話をするなら必要かと思ったので、一応お話します。
しかし平均寿命について勘違いしている人が多いのも事実だと思います。例えば、こんな感じです。
そこで分かり易く説明するため、平均寿命の前に平均余命の説明をします。
平均余命とは
平均余命の説明に当たり、まずは下の図を見てみて下さい。
令和元年と平成30年の平均余命を比較した図になります。
察しの良い人はお気付きだと思いますが、平均余命とは「特定の年齢の人が何歳まで生きられるか」という年数を指します。
ぼくだと30歳が1番近いので後52.03年、つまり82歳前後まで生きられる、という事になります!
それを踏まえて、次の説明に移ります。
平均寿命とは
前置きが長くなってしまいましたが、平均寿命の説明をさせてもらいます(笑)
結論から言うと、平均寿命とは0歳児の平均余命です。
それではもう一度、先ほどの図を見てみましょう。0歳に注目してみて下さい!
令和元年なら男性は81.41年、女性は87.45年が平均寿命ということになります。
長くなってしまいすみませんでした(汗) 次に平均寿命と健康余命の説明に移ります!
それぞれの推移
まずこちらの図を見てみてください。
平均寿命と共に健康寿命も右肩上がりである事が分かります。しかし、気になるのがこの二つの差です。
2016年のデータでは男性は平均寿命80.98年・健康寿命72.14年であり、女性は平均寿命87.14年・健康寿命74.79年です。
平均寿命と健康寿命の差ですが、男性では8.84年、女性では12.35年となっています。
つまり男性は約9年、女性は約12年も何かしらの制限や支障がある状況で生活している、とも考えられます。
平均寿命と健康寿命の差ですが、男性では8.84年・女性では12.35年となっています。
つまり男性は約9年間・女性は約12年間にわたり何かしらの制限や支障がある状況で生活していると考えられます。
健康寿命を延ばすメリット

考えればボクでもいくつか出せるよ?(笑)

だよね(笑)
でも一応お話しさせてね!
今から30年・40年後だなんて、先の事過ぎてイメージがしにくいと思います。
ですが今は若いと言われているぼく達も、いずれ必ずシニア世代になるのです(笑)
なので今の内から意識しておくとメリットだらけです!
そこで健康寿命を延ばすメリットについて、ひとつずつ説明していきます。
したいことをできる
現役世代は老後の生活や引退後の暮らしなど想像しづらいところがあると思います。
では周りに目を向けてみましょう。ご両親や親戚の方、またはテレビやYouTubeなどでも良いかも知れません。
60歳以上や75歳以上のシニア世代の方でも、自身のしたいことを存分になさっている人を見ると、どう感じますか?
- 夫婦で旅行に行く
- 友人とゴルフに行く
- 仲良しグループと登山をする
- 毎朝、畑仕事を行う
いつまでも自分がしたいと思えることが出来る生活って素晴らしいと思いませんか?
健康寿命を延ばす1番のメリットかも知れませんね!!
家族に迷惑をかけない
これも大事なことですよね!
きっと誰しもが自分の家族に迷惑はかけたくない、そう感じていると思います。
長い目で考えた際に、きっと多くの方が生活をする上で何かしらの介護してもらうことになると思います。
しかし!健康寿命を延ばすことによって、その時間を短くすることは可能だと考えます。
年金を長期間受給できる
お金の話になってしまいますが、これも大きなメリットだと思います。
現役世代のうち、特に20〜30代はただでさえ年金払い過ぎ世代と言われています。
将来は年金受給額が減少すると言われていて、自分が納めてきた分を受け取ろうと思うと長生きするしかありませんよね!(笑)
同じ長生きをするなら、我慢せずにしたい事ができる身体で自由に生活したいですよね!
健康寿命を延ばす方法

きっと塩分を控えるとか禁煙するとかでしょ?

もちろん生活習慣の改善は必要だね!
でも今回は理学療法士目線から身体についてお話しするね!
近年、空前の健康ブームでテレビ番組やYouTubeなどで様々な情報が飛び交っています。
食事に気を配る、適度な運動をする、などよく耳にしますが、今回は違った角度から考えていきます。
お金も道具も使いません!そして、今この記事を見てもらっている瞬間から実践可能です!
身体の力を抜きましょう。
たったこれだけです。
では順を追って具体的に説明していきます。
常に筋肉は働いている
全身には大小さまざまな筋肉が600以上存在します。
歩いている時・立っている時はもちろん、座っている時や寝ている時でさえ無意識のうちに筋肉は働いています。
この記事を読んでもらっている今も力が入っています。言い方を変えると力が入り過ぎてしまっていると思います。
意識して筋肉を休ませる
そこで大切になってくるのが自分で意識をして力を抜くことです。
これは簡単に思えて実は非常に難しいことなんです。その理由をザックリ2つお伝えします。
①筋肉は力を入れるためのモノ
②自分で力が入ってると気付けない
簡単に説明します。
筋肉は力を入れるモノ
当たり前の事ですが、人体にある全ての組織が働くために存在しています。
筋肉が働く=力が入るという事ですので、平たくいうと筋肉は力を入れるための組織です。
つまり力を抜くということは働くために存在している組織(筋肉)を働かせないということになります。
こう聞くとすごく難しく感じませんか?(笑) 実際、力を抜くのって本当に難しいです(泣)
自分で力が入っていると気付けない
これが一番の原因だと思います。自分で無駄な力を入れる人なんていないですよね(笑)
しかしどんな人でもほぼ必ず、必要以上に力が入っています。
理学療法士として今まで、のべ25.000人の患者様のリハビリをさせてもらってきました。
その患者様の中で初めから上手に力を抜くことができる人はほぼゼロです。
健常者である友人や同僚でさえ下手っぴでした(笑)
ちなみに、ぼくも当然下手っぴです(笑) ですので、普段から力を抜くことを意識しています!
続いて力が抜けない事で生じる弊害について説明します。
膝や腰などに痛みが生じる
シニア世代で膝や腰に痛みや違和感を感じている人は多いと思います。こちらのグラフを見てください。

40歳以上の100名に行ったアンケート結果です。30代後半で約4分の1の人が膝に痛みを抱えていると回答しています!
その1つの要因として筋肉がずっと働いていることが挙げられます。簡単に言うと以下の通りです。

筋肉が働き続ける事によって、日常生活における動きがパターン化してしまいます。それによって膝や腰に痛みが生じてしまいます。
今は大丈夫でも、日々負担は蓄積されています!そして、ある突然、痛みは襲ってきます!(汗)
そうならないように、今の内から日常生活で意識していきましょう!
筋肉を休ませてあげる
難しい事ですが、意識すれば誰でも実践可能です。
それでは具体的な方法について説明します。
①まずは2、3回深呼吸をしましょう。
②次に大きく息を吸いながら肩をすくめ、ゆっくり息を吐きながら肩を下ろしていきます。
③背泳ぎをする方向へ両腕を一緒に5回ほどゆっくり大きく回しましょう。※周りに気をつけてください。
④もう1度深呼吸をします。
⑤そして らく〜に・だら〜と力を抜いてみましょう。
今の状態が力が抜けている状態、筋肉を休ませている状態です。

首や肩周りの力を抜くだけで全身の力が抜けるの?

首・肩周りの力が抜けないと全身の力を抜くことはできないんだよ!
逆にそれができると全身の力を無ける効果が期待できるよ!
まずは今の力が抜けている状態を覚えてください。
ヒトは知らないことはできないですよね?なので、まずは力が抜けている状態を知る必要があります。
定期的に「力を抜く方法」で力を抜く
その時の力が抜けている状態を覚える
気がついた時に力を抜く意識をする
たったこれだけです。これが習慣化すると今までどれだけ力が入っていたかに気付けると思います。
まとめ

力を抜くだけで健やかな体になるんだね!

そうだよ!
今から誰でもできる事だし、一緒にやってみよう!
今回は健康寿命を延ばすために普段から力を抜いて、健康的な体作りを目指そう!と言ったお話をさせてもらいました。
理学療法士視点でから言わせてもらうと、将来の自分のために、絶対にしておいた方が良いです!
皆さんの明日が今日より素敵になりますように♪