どうも、じろーです。
いきなりですが、もし明日から今日と同じ生活を送れなくなったらどうしますか?
以前の記事で、国や企業が副業を承認しているというお話をさせてもらいました。
今回はその理由とも取れるようなお話をさせてもらおうと思います。
終身雇用が崩壊し、誰がいつ解雇されてもおかしくない時代が目の前に来ており、そのために副業を推奨しているのかも…?
あくまで個人の見解ですので、その点を踏まえて見てもらえると嬉しいです。
もくじ【タップでジャンプ!】
終身雇用制度とは
終身雇用って聞いたことあるよ!
だよね!
だから簡単にお話させてもらうね!
日本における終身雇用制度とは
「終身雇用こそ日米の企業活動を分かつ決定的な相異点」
引用:日経連労務管理研究会『定年制度の研究』より
そのように言われるほど、日本の社会に根強く存在する終身雇用制度。
もはや当たり前のように存在してきたモノですので、簡単に説明させてもらいます。
終身雇用制度のはじまり
終身雇用制度とは高校や大学を卒業し、一企業で社会人として勤め始め定年退職を迎えるまで雇用してもらうことですよね。
このようなことが始まったのは 大正末期~昭和初期頃からと言われています。
当時の仕事ができる人たちは、より良い職場で働くことを求めており勤続年数が短かったそうで経営者側としてはとても損な環境だったそうです。
経営者はそのような人に働いてもらい続けるために、様々な工夫をしたそうです。
定期昇給や退職金などの制度がそれに当たり、そのような流れで年功序列に重きを置いた現在の制度が構築されたとされています。
少し前までの日本では
当時の経営者の発言
今より22年前。1999年、以前のトヨタ会長で経団連会長であった奥田碩氏の発言です。
経営者よ、クビ切りするなら切腹せよ
引用:(山崎豊子「文芸春秋」1999年11月号「あるサラリーマンのたたかい」)よりトヨタ自動車会長・奥田碩氏の発言
平たく言うと『労働者を解雇するなんてもっての外!労働者の面倒は最後までしっかりみるべきだ!』といった内容の言葉だと思います。
まさに経営者の鏡とも言えるとても男前な発言ですよね!そんな方の下で仕事ができたら本当に幸せだと思います。
そして現代の日本。
時代は進み、2019年。今から2年前、ある方々の発言が大きな話題となったそうです。
日本トップ企業の経営者の発言
前述した”世界のトヨタ”と言われるトヨタの現社長である豊田章男氏が以下のような発言をしたと、とても話題になりました。
雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた。
引用:トヨタ自動車株式会社代表取締役執行役員社長兼CEO 現社長 豊田章男氏
言い換えると、『良い外的刺激や変化の可能性が少なく、生産性のない労働者は…』といった内容かな、と思ってしまいました。
この発言の裏側にあるものとは
少し前から問題になっていると思いますが、働かない50代問題と言われる管理職についている労働者の影響もあると思います。
しかし、業績が悪くなったから雇用者をリストラするわけではなく、テクノロジーの発展による人員の調整、という話を聞く事もあります。
色んなジャンルの業種で機械やAIの導入がなされている昨今、近々人間がする仕事はなくなってしまうかも知れませんね。
脱線しそうですので話を戻しますね(笑)
経団連の会長の発言
更には経団連の現会長、中西宏明氏も以下のように話しています。
終身雇用なんてもう守れないと思っている。
引用:日本経済団体連合会 中西宏明会長
”財界総本山”とも呼ばれる会長である方がこのような発言をしたその裏には…
上述した
- インセンティブが出ないと言われる、働かない50代問題
- テクノロジーの発展による人員削減
の影響はあると思いますが、それ以外にも何かあるのでしょうか?
いずれにせよ、明日も今まで通りの生活ができる保証はないのかも知れませんね。
まとめ
いかがでしたか?
以前の記事の内容も踏まえ、皆さんはどのように感じましたか?
国や企業が副業を推奨する裏側に、このような影響もあると考えると少し不安になりますよね。
これからの世の中、自分の身を守るのは自分しかいないのかも知れませんね。
今回は以上です。最後まで見てくださいまして、有難うございました。
ではまた次回。失礼します。